ローフードの定番ズッキーニパスタ麺を千切りスライサーで簡単に作る!

ズッキーニ:見た目はちょっと大きなきゅうりの画像
ズッキーニ:見た目はちょっと大きなきゅうり

最近、夏が近づくと必ず見かけるようになったズッキーニ。もう夏野菜の定番と言ってもよいですね。

ズッキーニは見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間!かぼちゃより遥かに多くの水分を多く含んでおり、低カロリーでダイエット向きの野菜として注目されています。


ズッキーニを使ったレシピをWeb検索するといろいろと出てきますが、皆さんはどのように料理していますか?

ズッキーニを使った夏の料理としてはラタトゥイユが定番ですが、元々の味が淡白なので、何にでも使える便利な野菜です。

食べ方はいろいろあって、炒めたり煮込んだりと加熱するのが一番おいしいですが、生で食べることも可能ですよ。

今回はこのズッキーニを小麦パスタ麺の代わりに使うための方法をご紹介したいと思います。

生のまま冷たいパスタにしたり、さっと加熱して温かいパスタのようにして食べることもできますよ。

ズッキーニを小麦パスタ麺の代わりに使う

ズッキーニを麺状にして小麦パスタの代わりに使うと、超低カロリーなパスタ料理が作れるのでダイエットに最適です。

なんだか小麦のパスタが重く感じるという時にも食べやすいです。

感覚的にはラーメンの麺をもやしにするようなものですが、もやしよりは食べ応えがあります。

ズッキーニを使うともやしより長い麺が出来ますし、元々淡白な味の野菜なのでソースなどで工夫すればパスタ料理の”雰囲気”が出せますよ。

味も食感も小麦のパスタ麺とは全く違うのですが、ズッキーニ自体に強い味がないので、数多ある麺の一種だと思えば色々と楽しめるでしょう。

というわけで、ズッキーニのパスタ麺は以下のような方におすすめです。

  • パスタ麺の”雰囲気”を味わいつつ、低カロリーな食品でおなかを満たしたい
  • 夏バテなどで重いものは食べたくないが、パスタっぽいものが食べたい
  • ちょっと変わったズッキーニの料理を作ってみたい

ちなみに、ズッキーニを麺状に加工して小麦パスタの変わりにするというのは、ローフード(*1)の調理法から広まってきたようです。

加熱するとトロっとして大変おいしいズッキーニですが、ローフードでは生のまま食べます。

野菜を麺状にして飾りつけるのは一般的にも行われていることですが(身近なところだと刺身を乗せている”つま”など)、ズッキーニを使うと他の野菜より癖がなくパスタ度が上がる(笑)ということで、ローフードにおけるパスタ料理の定番になっています。

(*1)ローフードはraw(生) food といって、直訳すれば生の食べ物です。ローフーディスト(ローフードを実践する人)たちは、びっくりするほどいろんなものを生で食べていて、凝った料理もたくさん生み出されています。

千切りスライサーで超簡単にズッキーニパスタ麺を生成する

さて、野菜を麺状にするには専用の道具もありますが、今回は日本でも手に入りやすくて家庭にありそうなものを使って、ズッキーニを麺状にしてみたいと思います。

必要な道具

使うのはこれです。きゅうりなどの千切り用スライサー(千切り器)です!

一般的な千切りスライサーの画像
一般的な千切りスライサー

これならどこででも手に入りますし、すでにご家庭にあるのではないでしょうか。

ちなみに私のはスーパーなどでも売っている貝印の千切り器です。

(※)以下の画像やテキストをクリックするとアマゾンに飛んでしまうのでご注意ください。

麺の太さはたぶん好みの問題だと思います。
今回はあくまでも手軽に作るのが目的ですので、一度ご自宅にある千切り器を使って試してみるのをお勧めします。
生ズッキーニパスタを試してみたけど、やっぱりズッキーニは生より焼きだわね、ってことにもなりかねないので(笑)
(なんなら手で千切りにしただけでも味見にはいいかと・・・。)

ズッキーニパスタ麺を作る

いよいよ麺作りです!

と言ってもスライサーで千切りにするだけなので、説明は不要かと思いますが、一応どんなものかご覧になりたいと思いますので、以下に写真付きでご紹介します(笑)

  1. ズッキーニのヘタを切り落とす
  2. ズッキーニを千切りスライサー上に縦長に置く
  3. ズッキーニを千切りスライサー上でスライドさせる
  4. (オプション)最後にペラペラになったズッキーニを包丁などで細切りにする

1. まずはズッキーニのヘタを切り落とします。

2. ヘタを切り落としたら、ズッキーニを千切りスライサー上に縦長に置きます。

こんな感じ↓

ズッキーニを置く向きの画像
ズッキーニを置く向き

3. 次にズッキーニを千切りスライサー上でスライドさせてカットしていきます。

でこぼこしたところが多いズッキーニの場合は、最初の数回は長くカットできませんが、数回すべらせるとカッターに当たる部分が平らになるので、その後はスムーズにできますよ。

数回スライドさせて平らな面ができたズッキーニの画像
数回スライドさせて平らな面ができたズッキーニ

スライドさせる時は、なるべくズッキーニの端から端までカッター部分に引っかかるようにして、長い麺を作りましょう。

ズッキーニは水分が多くて柔らかいので、面白いようにカットできます!

4. 最後のほうはズッキーニがペラペラになるので、包丁などで細く切りましょう。がんばってペラペラしたのをスライドさせてもいいですが、危ないです(笑)

私的には限界までペラペラになったズッキーニ(ボール内の左端)と、麺上にカットされたズッキーニの画像
私的には限界までペラペラになったズッキーニ(ボール内の左端)と、麺上にカットされたズッキーニ

ちなみに私は面倒なので、残った部分は麺にせず、具材として料理に放り込んでいます(笑)

千切りスライサーで作ったズッキーニパスタ麺。どアップでどうぞ。

麺状にカットされたズッキーニの画像
麺状にカットされたズッキーニ

どうですか?思ったよりきれいに麺状にカットできていると思います。

あとはこれを、生か、ローフードでなければ茹でるなり炒めるなりして、料理に使うだけです!
(※長く加熱するととろけるので、ささっと短時間加熱がおすすめです。)

えっ、予想はしてたけど、ホントにスライサーでスライスするだけだったヨ!!

と思った方、今回の趣旨は、「手短にある道具で手軽に作る」なので、看板に偽りなしということで(笑)

ちなみに今日はズッキーニパスタでぺペロンチーノもどきを作ってみました。

ズッキーニパスタ麺でぺペロンチーノの画像
ズッキーニパスタ麺でぺペロンチーノ

小麦に比べてとっても軽いですよ。

ということで、今回は千切りスライサーで手軽にズッキーニパスタ麺が作れる方法をご紹介しました。

ズッキーニが安売りされている時があったら、ぜひ試してみてくださいね!

以下はおまけで、当記事で使用した千切り器以外の道具をさらっと載せています。ご興味があればどうぞ!

野菜を麺状にできる様々な道具

以前ローフードにはまっていた時、Youtubeや海外サイトでアメリカのローフード料理家が、特殊な道具で野菜のパスタ麺を作っているのを見て、私もあれ欲しい!と思ったものです。

ただ、当時は日本で手に入れるのが難しく、わざわざ個人輸入するのも面倒だったので、結局手を出さずに終わりました。
その代わりに日本で売っているサラダ用グッズを買ったのですが、お試しにはちょうどよかったかなと思います。

今ではいろいろな道具が日本でも手に入りますが、本格的なものになると、ちょっと試してみるには価格が高いですね。
また、結構パーツが多いものだと、使用後のお手入れに手間がかかってしまいます。

ここでは、ご参考までに野菜をいろいろな形状にできるスライサーを載せておきます。
(※以下、画像やテキストリンクをクリックするとアマゾンor楽天に飛んでしまうのでご注意ください。)

  • 回転式野菜調理器Cluluオレンジ
  • 私が以前買ったもの。見た目もお値段もかわいいです(笑)

    ちなみに、買ったものの長い間買ったことすら忘れていたのですが、部屋の片づけ中に発掘しました。
    買った当初はなかなか楽しかったのですが、パーツが多くて後片付けが面倒になってしまい、お蔵入りに・・・。
    時々使うのだったらいいかもしれません。

    ↓どういった道具なのかが気になる方もいらっしゃるかと思うので、発掘したものを分解して広げてみました(床の上にて失礼いたします・・・)。

    回転式野菜調理器Cluluを分解したところの画像
    回転式野菜調理器Cluluを分解したところ

    どれも普通に水洗いできるパーツだったはずですが、ハンドルがちょっとあやしいですね。(ハンドルも月日が経っても錆びていないところをみるとステンレスなので問題なさそうですが、確実なことは不明です。)

    ハンドルの棒は、ドーム状の透明プラスチック部品に上から差し込み、白い円盤状のプラスチック部品を棒下部に取り付けます。

    ハンドル部分と白い円盤の取り付け&オレンジの下部の切り替えつまみの画像
    ハンドル部分と白い円盤の取り付け&オレンジの下部の切り替えつまみ

    ↑オレンジ部品の下部に白いつまみがありますが、これで野菜のスライス形状を切り替えます。千切り(麺状)と、普通のスライスの2種類です。

    ↓下は刃を裏返したところと、野菜をはさむ白いプラスチック円盤です。
    円盤には、野菜に刺して固定するための棘のようなものがついていて、円盤と刃の付いたオレンジの部分で野菜をはさみ込むことになります。

    回転式野菜調理器Cluluの刃裏側と白い円盤部品の画像
    回転式野菜調理器Cluluの刃裏側と白い円盤部品

    野菜をはさんだ状態でドーム部品がきちんとオレンジ部品にはまる必要があるので、大きくて高さのある野菜はカットして入れないと収まりません。
    結構小さくカットしてからではないと入らなかった気がします。
    くるくる回すより前に、野菜のカット具合とそれをうまくセットするのが難しかったような・・・。

    以上、遠い記憶を辿りながらのご紹介でした。

    次からは本格派で、私は使ったことがないのでご興味のある方はリンク先で見てみてください。

  • ベジスパイラルスライサー ベジスパ
  • 下はローフード関連のショップが取り扱っている本格派。(2017/09/08現在、アマゾンで新品は売っていないようです。楽天でも売り切れでした。)

  • ベンリナー 菜麺器
  • 業務用サラダ調理器具(笑。参考までに。)。麺状、スパイラル、リボン切りなどできます。1つ下のものと見た目はそっくりですが、麺の太さが違うとのこと。

  • ロハスオリジナル(ベンリナー)New菜麺器♪ローフード・ベジタリアン・ヴィーガンの必需品!野菜が麺状(パスタ)になるスライサー!☆
  • こちらはローフードのお店が扱っているもの。べジパスタ用のオリジナル仕様のようです。

以上、ちょっとだけ他の道具をご紹介しました。
他にもいろいろな道具があるので、調べてみると面白いかもしれません。

本格的な道具は、麺以外にもいろいろできるので、凝ったサラダを作って楽しみたい(本気の)人にはよいと思います。
でも、ちょっと気合が入ってないと、お手入れなどが面倒に感じるかもしれませんし、せっかく買っても使わなくなってしまったのではもったいないですね。

なので、まだそこまで気合が入ってないという人は、キッチンにある千切り器でささっと手軽に麺を作ってしまいましょう。
これなら毎日でもできるかも(笑)!

ま、手軽にできるからといって毎日食べたいと思うかは別だと思いますが(笑)

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